ドコモ光のデメリットは、突き詰めると「ギガプラン以外はセット割が効かない」「タイプやプロバイダで条件が分かれて分かりにくい」「キャッシュバックが窓口次第」「速度がフレッツ網の混雑に左右される」の4つに絞れます。逆に言えば、この4つを理解して回避策を取れば、ドコモのギガプランを使う人にとっては本命の光回線が残ります。この記事では弱点を正直に並べたうえで、それぞれの回避策を示します。
ドコモ光の料金や全体像そのものはドコモ光の総合ガイドにまとめています。本記事は「申し込む前に知っておくべき弱点」に絞って解説します。
なぜドコモ以外のスマホだと割高になりやすいのか
ドコモ光の最大の強みはドコモ光セット割ですが、これが効くのはギガプラン(eximoなど)のスマホに限られます。割引額はギガプラン1回線あたり月1,100円で、家族のギガプラン回線にも適用されるため、家族2人なら月2,200円・2年で52,800円に倍増します。裏を返せば、ドコモ以外のスマホや格安SIMを使っている人には、この月1,100円が一切効きません。
注意したいのはahamoです。ahamoはドコモのブランドでありながらセット割の対象外で、ドコモ光と組んでも月1,100円は割り引かれません。ahamoユーザーには専用のahamo光(月3,630円)が用意されており、ドコモ光より安く使えるケースがあります。
回避策はシンプルです。スマホがギガプランなら、ドコモ光のセット割は最有力の選択になります。ahamoならahamo光とドコモ光の分かれ目で比較してから決めるべきです。そもそもドコモユーザーが光とhome 5Gのどちらを選ぶかはドコモユーザーの2択で整理しています。
タイプAとタイプBで条件が分かれるのは複雑か
ドコモ光はプロバイダを1社選んで契約する仕組みで、所属するグループによって月額がタイプAとタイプBに分かれます。タイプBの方が月額は高く設定されているため、「どっちを選べばいいのか」で迷いやすい構造になっています。これがドコモ光が分かりにくいと感じられる原因のひとつです。
ただし、この分かりにくさは回避策が明確です。タイプAとタイプBの違いは選べるプロバイダ群だけで、回線の速度規格は同じです。タイプBが高いからといって速いわけではありません。したがって、使い続けたいプロバイダがタイプBにある場合を除き、安いタイプAから選べば足ります。
プロバイダ選びで体感速度に最も効くのはIPv6(IPoE)対応です。同じドコモ光でも夜だけ遅いという不満の多くは、回線ではなく接続方式に原因があります。プロバイダの絞り込み方はプロバイダ選びの3点チェックにまとめています。
キャッシュバックは結局いくらもらえるのか
ドコモ光のキャッシュバックは、金額も条件も申し込み窓口と時期によって変動します。窓口によってはキャッシュバックが上乗せされる場合がありますが、公式の案内に確定額が出ないこともあり、「結局いくらもらえるのか」が申込前に見えにくいのが弱点です。
回避策は、確定額と適用条件をはっきり明記している窓口を選ぶことです。受け取り時期や手続きの条件まで確認してから申し込めば、想定より少なかったという事態を避けられます。今の特典やセット割が自分にどれだけ効くかを確かめてから判断するのが安全です。
特典の有無や金額そのものに不安が残る場合は、2年間の実質負担で他社と比べるのが正確です。割引込みの総額は実質料金シミュレーターで確認できます。
光コラボだと速度は安定しないのか
ドコモ光はNTTのフレッツ網を借り受けて提供する光コラボのため、回線の物理的な品質はフレッツ光と同じです。一方で、同じフレッツ網を多くの事業者と共有する構造上、夜間など利用者が集中する時間帯の混雑の影響は受けます。これが「光コラボは速度が読みにくい」と言われる背景です。
ただし、混雑の影響はプロバイダ選びで大きく変えられます。従来の接続方式(PPPoE)は混雑時間帯に遅くなりやすい構造ですが、IPv6(IPoE)はこの混雑ポイントを通らないため、同じ回線でも夜の体感が安定します。回避策は、IPv6(IPoE)対応のプロバイダを選ぶことに尽きます。
つまり速度の弱点は「光コラボだから」ではなく「接続方式の選び方」の問題に置き換えられます。プロバイダさえ正しく選べば、フレッツ網の品質をそのまま受け取れます。
それでもドコモ光が本命に残るのは誰か
ここまでの4つのデメリットは、いずれも回避策があります。セット割はギガプランなら最有力、タイプはAから選ぶ、窓口は確定額を明記したところを見極める、速度はIPv6(IPoE)対応で安定させる。この4点をクリアできる人にとっては、デメリットは実質的に消えます。
特にドコモのギガプランを使い、家族にもドコモ回線がある世帯では、月1,100円×回線数の割引が積み上がり、ドコモ光を選ぶ理由が他社より強くなります。弱点を越えた先に残るのは、ドコモユーザーの本命としての光回線です。
この記事のまとめ
- ドコモ光のデメリットは「セット割の対象が限られる」「タイプ・プロバイダで条件が分かれる」「キャッシュバックが窓口次第」「フレッツ網の混雑に左右される」の4つ
- セット割が効くのはギガプラン(eximoなど)のスマホで1回線あたり月1,100円。ahamoは対象外
- タイプAとタイプBの違いはプロバイダ群だけで速度規格は同じ。安いタイプAから選ぶ
- キャッシュバックは窓口・時期で変動するため、確定額と条件を明記した窓口を選ぶ
- 速度の弱点はIPv6(IPoE)対応のプロバイダ選びで回避でき、ギガプランユーザーには本命が残る