引っ越し当日からWi-Fiは使える。開通2ヶ月待ちを回避できる唯一の選択肢
引っ越し当日からインターネットを使う方法は、工事不要のホームルーター一択です。光回線は申込みから開通まで2週間〜2ヶ月かかるため、入居初日に間に合わせることは構造的に不可能です。
ホームルーターはコンセントに挿すだけで開通する据え置き型回線です。回線工事の予約も作業員の訪問立ち会いも不要で、端末さえ当日手元にあれば、引っ越しの荷ほどき前からWi-Fiが使えます。スマホのテザリングと違ってデータ容量を気にせず使えるため、新生活のメイン回線としてそのまま運用できます。
なぜ光回線は開通までこんなに待たされるのか
光回線の開通には、作業員が自宅を訪問して光ファイバーを引き込む宅内工事が必要だからです。工事は1件ずつ作業員が対応するため、1日にこなせる件数に上限があります。申込みが増えれば、その分だけ予約枠が先まで埋まります。
特に引っ越しシーズンの2〜4月は申込みが集中し、工事枠の奪い合いになります。この時期は通常より待ち時間が延び、開通まで2ヶ月待ちになるケースが発生します。「入居日に合わせて申し込んだのに、開通は来月末」という事態は、この工事枠の構造が原因です。
さらに建物の配線状況によっては、管理会社への許可確認や追加の調整が入ります。賃貸でそもそも工事ができない場合の対処法は賃貸で工事ができない場合の選び方で詳しく解説しています。
当日から使える回線はどれか
工事不要で当日から使えるホームルーターは、実質的に次の3つです。いずれもコンセントに挿すだけで開通し、回線工事の予約は一切不要です。
| サービス | 月額(税込) | 端末代 | セット割 | 住所の縛り |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 5,280円 | 71,280円→実質無料 | ドコモ 月1,100円 | 登録住所が原則 |
| SoftBank Air | 5,368円 | 71,280円→実質無料 | SB 1,100円/ワイモバ 1,650円 | 登録住所が原則 |
| WiMAX +5G | 4,800円前後 | プロバイダにより変動 | au/UQ対象 | 縛りなし |
home 5GとSoftBank Airの端末代は、月々の割引で相殺される実質無料方式です。home 5Gの事務手数料は4,950円ですが、オンラインショップ購入なら無料になります。SoftBank Airは購入48回払いの場合、24ヶ月目まで月4,950円に下がります。
入手スピードはどれも同じ構図です。家電量販店やキャリアショップで端末を受け取れば当日から、オンライン申込みの配送でも数日で使い始められます。引っ越し日が決まっているなら、旧居にいるうちに申し込んで新居で受け取る段取りが最速です。
引っ越しが多い人はどれを選ぶべきか
転勤や引っ越しが多い人はWiMAX +5Gを選ぶべきです。理由は住所の縛りの有無にあります。
home 5GとSoftBank Airは、契約時に登録した住所での利用が原則です。引っ越すたびに住所変更手続きが必要で、手続きを忘れたまま新居で使うと利用制限の対象になります。
一方、WiMAXは登録住所に縛られません。引っ越し先にルーターを持ち込み、コンセントに挿すだけで継続利用できます。手続きゼロで住まいを移れる点は、転居が多い人にとって決定的な差です。
逆に、長く同じ住所に住む予定でドコモやソフトバンクのスマホを使っているなら、セット割が効くhome 5GやSoftBank Airの方が総額で有利になります。スマホキャリアまで含めた実際の支払額は実質料金シミュレーターで比較できます。
光回線を待つ間のつなぎとしても使えるのか
ホームルーターは光回線開通までのつなぎとしても機能します。鍵になるのが初期契約解除制度です。
初期契約解除制度とは、契約書面の受領から8日以内であれば、違約金なしで解約できる法定制度のことです。光回線の工事日が申込みから8日以内に確定する見込みなら、この制度を使ってホームルーターを短期利用する手が成立します。
ただし8日を超えるつなぎ期間が必要な場合、この制度は使えません。開通まで1ヶ月以上待つ見込みなら、月単位で借りられるWi-Fiレンタルサービスとの併用が現実的です。レンタルなら返却するだけで終わるため、解約金や端末残債のリスクがありません。
判断基準はシンプルです。工事日が8日以内に確定するならホームルーターを初期契約解除前提で契約し、それ以上かかるならレンタルでつなぐ。この切り分けで、余計な違約金を払わずに空白期間を埋められます。
なお、光回線側の工事費は「実質無料」特典が主流ですが、途中解約すると残債が請求される仕組みです。つなぎ運用と合わせて検討するなら工事費実質無料の残債の仕組みを先に確認してください。
この記事のまとめ
- 引っ越し当日からネットを使えるのは工事不要のホームルーターだけ。光回線は開通まで2週間〜2ヶ月かかる
- 当日利用の選択肢はhome 5G(月5,280円)・SoftBank Air(月5,368円)・WiMAX(月4,800円前後)の3つ
- 店舗受取なら当日、配送でも数日で使い始められる
- 引っ越しが多い人は住所縛りのないWiMAXが最適。home 5GとAirは住所変更手続きが必要
- 8日以内なら初期契約解除制度で違約金なしの解約が可能。長期のつなぎはレンタル併用が現実的
よくある質問
引っ越し当日からWi-Fiを使う方法はありますか?
工事不要のホームルーターなら引っ越し当日から使えます。コンセントに挿して登録するだけで開通するため、回線工事の予約は不要です。家電量販店やキャリアショップで端末を受け取れば、入居初日からインターネットに接続できます。
光回線は申し込みからどれくらいで開通しますか?
一般的な目安で2週間〜2ヶ月かかります。開通には作業員が訪問する宅内工事が必要で、工事枠には限りがあるためです。特に引っ越しが集中する2〜4月は予約が埋まりやすく、待ち時間が最も長くなります。
引っ越しが多い人はどのホームルーターを選ぶべきですか?
WiMAX +5Gのホームルーターが最適です。ドコモhome 5GとSoftBank Airは登録住所での利用が原則で、引っ越しのたびに住所変更手続きが必要になります。WiMAXは登録住所に縛られないため、転居後も手続きなしでそのまま使えます。
ホームルーターは光回線開通までのつなぎに使えますか?
使えます。初期契約解除制度により、契約から8日以内なら違約金なしで解約できる法定制度があります。数週間以上のつなぎが必要な場合は、Wi-Fiレンタルサービスとの併用も選択肢になります。