NURO光の値上げ(2026年9月1日、2ギガ3年契約で月5,200円→5,720円)を機に乗り換えるなら、答えはスマホのキャリアで決まります。ソフトバンクならおうち割を維持できるソフトバンク光、au・UQならauひかりかビッグローブ光、セット割がないなら月額定額のGMOとくとくBB光です。
そして期限があります。NURO光は2026年7月1日から9月30日までの解約申請に限り解約金を免除しているため、損なく動けるのはこの期間だけです。この記事では、値上げの影響額と乗り換え先の比較、残ってもいい人の条件までを整理します(金額は2026年7月時点・最新は公式で確認してください)。
値上げでいくら負担が増えるのか
最も影響が大きい2ギガ3年契約は月520円の値上げで、年間では6,240円の負担増になります。値上げの発表内容と背景はNURO光値上げの解説記事で詳しく扱っていますが、主要プランの改定は次のとおりです。
- 2ギガ(3年契約):5,200円 → 5,720円(月520円アップ)
- 10ギガ(3年契約):5,700円 → 6,270円(月570円アップ)
- NURO光One 2ギガ:5,500円 → 5,720円(月220円アップ)
- NURO光One 10ギガ:6,050円 → 6,600円(月550円アップ)
月520円は単体では小さく見えますが、3年使えば18,720円です。「このまま使い続けるか」を一度立ち止まって計算する価値のある金額です。
なぜ9月30日までに決める必要があるのか
NURO光が2026年7月1日〜9月30日の解約申請に限り、契約解除料を免除しているからです。値上げという利用者に不利な変更に対する救済措置で、この期間を過ぎれば通常どおり解約金がかかります。
注意すべきは工事費の残債です。免除されるのは契約解除料だけで、工事費の分割払いが残っていれば解約時に一括請求されます。この仕組みは工事費実質無料の残債の仕組みで解説しています。マイページで残債額を確認し、乗り換え先のキャッシュバックで相殺できるかを先に計算してください。
もう1つ、乗り換え先の開通期間も逆算が必要です。光回線の開通は申し込みから2週間〜2ヶ月が目安のため、9月30日の期限に間に合わせるなら8月中の申し込みが安全圏です。
乗り換え先はどこを選べばいいのか
判断軸は「スマホのセット割を維持できるか」です。主要な乗り換え先を並べます。
| 乗り換え先 | 月額(マンション/戸建て) | セット割 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンク光 | 4,180円/5,720円 | SB 1,100円/ワイモバ 1,650円 | おうち割をそのまま維持できる |
| auひかり | 4,950円/6,380円(電話込み) | au・UQ 最大1,100円 | 独自回線でエリア限定 |
| ビッグローブ光 | 4,378円/5,478円 | au・UQ 最大1,100円 | 全国対応の光コラボ |
| GMOとくとくBB光 | 4,290円/5,390円 | なし | 縛りなしの定額 |
ソフトバンクユーザーはソフトバンク光です。NURO光と同じおうち割光セットの対象のため、スマホ側の割引を1円も失わずに移れます。速度方式の違いを含めた両者の比較はNURO光とソフトバンク光の比較にまとめています。
au・UQユーザーはauひかりが第一候補です。NURO光と同じ独自回線型で速度の混雑耐性があり、auスマートバリュー・自宅セット割が効きます。エリア外ならビッグローブ光で同じ割引を維持できます。auひかりとNURO光の性能差はNURO光とauひかりの比較を参照してください。
セット割が効かないスマホ(ahamo・povo・楽天・格安SIM)の人は、月額そのものが安い回線を選びます。GMOとくとくBB光は契約期間の縛りがない定額型で、値上げリスクに敏感になった人の受け皿として合理的です。
乗り換えないほうがいい人はいるのか
います。条件は2つです。
第一に、工事費残債が大きく残っている人です。NURO光の工事費(戸建て49,500円・マンション44,000円)は分割の割引で実質無料になる設計のため、契約から日が浅いほど残債が重くなります。残債がキャッシュバックを上回るなら、割引期間を消化してから動くほうが合理的です。
第二に、独自回線の速度に価値を感じている人です。値上げされても公称2Gbpsの独自回線という性質は変わりません。オンラインゲームや大容量のやり取りが日常で、フレッツ網の光コラボに移って速度が落ちるリスクを取りたくないなら、月520円は品質の対価と考える判断もあります。
どちらでもない人、つまり「なんとなくNURO光を使い続けている」人にとっては、解約金ゼロの今が数年に一度の見直し時期です。
乗り換え先の実質料金はどう比べればいいのか
月額の比較だけでは不十分です。乗り換えには事務手数料・工事費(実質無料の条件込み)・キャッシュバックが絡むため、2年間の総支払額から割引と還元を引いた「実質料金」で並べる必要があります。
たとえばauひかりは月額こそ高めですが、キャッシュバックが大きい窓口があり、実質では逆転するケースがあります。下のシミュレーターに住まいのタイプとスマホキャリアを入れると、乗り換え候補の実質料金を同じ条件で並べられます。9月30日の期限から逆算して、8月中に答えを出してください。
今年に入ってからの通信各社の値上げの全体像は2026年の通信値上げ一覧で俯瞰できます。
この記事のまとめ
- NURO光は2026年9月1日から値上げ。2ギガ3年契約は月5,200円→5,720円で年6,240円の負担増
- 解約金が免除されるのは2026年7月1日〜9月30日の解約申請だけ。工事費残債は免除されない
- 乗り換え先はスマホで決まる。ソフトバンクはソフトバンク光、au・UQはauひかり/ビッグローブ光、セット割なしはGMOとくとくBB光
- 工事費残債が大きい人と独自回線の速度に価値を感じる人は、残る判断も合理的
- 開通まで2週間〜2ヶ月かかるため、期限の9月30日から逆算して8月中に申し込む