WiMAX +5Gは引っ越しても、利用場所を変える手続きは不要です。端末を新居に持っていき、コンセントに挿すだけでそのまま使えます。これは登録住所での利用が原則のドコモ home 5G・ソフトバンクエアーと決定的に違う点です。
ただし1つだけ例外があります。請求書や契約書類の届け先である「契約者住所」は、My UQなどの会員ページで変更しておく必要があります。利用場所の手続きは不要、契約者情報だけは更新——この区別が引っ越し時のWiMAXの要点です。
なぜWiMAXは引っ越しても手続きがいらないのか
WiMAX +5Gはモバイル回線で、利用する場所をあらかじめ登録する仕組みがありません。スマホを引っ越し先に持っていってもそのまま使えるのと同じ理屈で、端末を新居でコンセントに挿せば即座に使えます。
home 5Gとソフトバンクエアーは「登録住所での利用が原則」で、引っ越しのたびに住所変更の手続きが必要です。手続きをせずに別の住所で使い続けることは規約違反になります。WiMAXにはこの縛りがありません。
だから引っ越し・転勤・単身赴任が視野にある人にとって、WiMAXは構造的に手間が少ない回線です。開通工事も撤去工事も不要で、引っ越し当日から新居でネットが使えます。
変更が必要な「契約者住所」とは何か
契約者住所とは、請求書・契約書類・本人確認書類の届け先として登録している住所のことです。回線を使う場所(利用場所)とは別の情報です。
この契約者住所は引っ越したら変更しておくべきです。放置すると、料金の請求書、契約更新やキャンペーンの案内、端末保証に関する重要書類が旧住所に届いてしまいます。本人確認が取れずに手続きが滞る原因にもなります。
変更はGMOとくとくBBやUQなど、契約した窓口の会員ページから数分で完了します。窓口によって名称や導線は異なるため、契約した窓口の会員ページで「登録情報の変更」を探してください。工事や訪問は一切不要です。
引っ越しが決まったら事前にやることはあるか
引っ越し前にやるべきことは1つだけ、新居のエリア判定です。UQ公式のサービスエリアマップで新居の住所をピンポイント検索し、5G/4Gの対応状況を確認します。ここがエリア内なら、WiMAXの引っ越し準備は実質終わりです。
光回線のような解約連絡・撤去工事の日程調整・新規開通の予約は一切ありません。荷造りの際に端末と電源アダプタをまとめておく程度です。エリア判定が微妙な立地(郊外・山あい・高層階)だった場合は、後述の初期契約解除制度の期限(8日)を意識しつつ、新居で実測してから判断する段取りにしておくと安全です。
引っ越し当日は何をすればいいのか
やることは3つだけです。工事も電話連絡も要らないため、全部で数分あれば終わります。
- 端末と電源アダプタを新居に持っていく。ホームルーター型はコンセントに挿す、モバイルルーター型は電源を入れるだけで、その場から使えます
- 設置場所を決める。電波はコンクリート壁に遮られやすいため、窓際の高い位置が基本です。数ヶ所で速度を測って一番安定する場所を選びます
- 会員ページで契約者住所を変更する。請求書や保証書類の届け先を新住所に更新します
旧居での撤去作業や返却は一切ありません。光回線の引っ越しで必要になる解約・撤去工事・新規開通工事(引っ越し時のネット手続きの全体像)と比べると、手間の差は歴然です。
引っ越したらWiMAXが使えなくなったのはなぜか
新居でつながらない原因は、ほぼ次の3つのどれかです。故障を疑う前に上から順に確認します。
第一にサービスエリア外。WiMAXの電波は市街地中心に整備されており、郊外や山あいの新居ではエリア外の場合があります。UQ公式のサービスエリアマップで新居の住所をピンポイント判定するのが最初の一手です。
第二に建物の電波環境。エリア内でも、鉄筋コンクリートのマンションの低層階・北向きの部屋・周囲を建物に囲まれた立地では電波が減衰します。端末を窓際に移動し、再起動してから速度を測り直してください。それでも不安定なら、置き場所を変えながら数日試します。
第三に一時的な通信障害や端末の不調。再起動で直るケースが多く、手順はONUとルーターの再起動手順と同じく「電源を抜いて1分待つ」が基本です。
エリア外・電波不良でどうにもならない場合の出口は2つです。契約書面の受領から8日以内なら初期契約解除制度で違約金なしの解約、過ぎていれば新居に合った回線への乗り換えです。
引っ越し先で電波が入るか不安なときはどうすればいいか
事前にエリアと電波を確認し、不安なら初期契約解除制度を使えば損をしません。WiMAXには契約書面の受領から8日以内なら違約金なしで解約できる初期契約解除制度があります。
新居で実際に端末を使い、速度が出るかを試してから継続を判断できます。引っ越し先がたまたま電波の弱い立地でも、8日以内なら撤退できるため申し込みのリスクは小さく済みます。
それでも電波が不安定な地域では、無理にホームルーターにこだわらず光回線を検討すべきです。引っ越しを機にどちらが得かは引っ越しのネット回線は移転より解約→新規が得になることが多いで整理しています。
home 5G・ソフトバンクエアーから引っ越す場合は手続きが必要か
必要です。この2機種は登録住所での利用が原則のため、引っ越し時には必ず住所変更の手続きを行います。home 5Gはドコモで、ソフトバンクエアーはソフトバンクで、それぞれ登録住所を変更します。手続き自体は工事不要ですが、無断で持ち出して使うことはできません。
| 機種 | 引っ越し時の手続き | 持ち運び |
|---|---|---|
| WiMAX +5G | 利用場所の変更は不要(契約者住所のみ更新) | できる |
| ドコモ home 5G | 住所変更が必須 | 登録住所のみ |
| ソフトバンクエアー | 住所変更が必須 | 登録住所のみ |
引っ越しの頻度が高い人ほど、この手続きの有無が積み重なって差になります。3機種の料金やセット割を含めた違いはホームルーター3機種の違いにまとめています。
引っ越しを機に光回線へ乗り換えるべきケースは
定住が決まっていて、データ通信量が多い人は光回線への乗り換えが有利です。動画の長時間視聴やオンラインゲーム、テレワークでの大容量データのやり取りが多い場合、安定性と速度で光回線が勝ります。
スマホのキャリアも判断材料です。ドコモならhome 5G、ソフトバンク・ワイモバイルならソフトバンクエアー、au・UQならWiMAXがセット割(月1,100円)で実質料金が下がります。WiMAXのままで得かどうかは、BIGLOBE WiMAXの月3,278円(1〜24ヶ月)を基準に実質料金シミュレーターで比較できます。
WiMAX自体の料金や窓口の選び方はWiMAXの総合ガイドで詳しく解説しています。
この記事のまとめ
- WiMAX +5Gは引っ越しても利用場所の変更手続きは不要。端末を新居でコンセントに挿すだけで使える
- 変更が必要なのは請求書などが届く「契約者住所」だけ。会員ページから数分で完了する
- home 5G・ソフトバンクエアーは登録住所での利用が原則で、引っ越し時は住所変更が必須
- 引っ越し先の電波が不安なら、8日以内に違約金なしで解約できる初期契約解除制度を使える
- 定住・大容量・ドコモ/ソフトバンクスマホなら、光回線や各社ルーターへの乗り換えも検討する