ワイモバイルは2026年7月1日から旧プランを月330円値上げしました。しかし光回線とのおうち割光セットを組めば、スマホ料金が毎月最大1,650円下がるため、値上げ分は十分に取り戻せます。値上げに反応して慌てて乗り換える前に、まず光回線とのセットで通信費の総額を下げる選択肢を知っておくべきです。この記事では、値上げの中身と、おうち割光セットでの取り戻し方を整理します(金額は2026年6月時点・最新は公式で確認してください)。
ワイモバイルはいつ・いくら値上げされたのか
ワイモバイルの値上げは2段階です。新プラン「シンプル3」のS/M/Lは2026年6月2日から月220円、旧プラン「シンプル」「シンプル2」のS/M/Lは2026年7月1日から月330円の改定が入りました。多くの既存ユーザーが契約している旧プランの値上げが、7月1日から始まった点が今回の本題です。
旧プランの改定後の基本料は、シンプルがSで2,508円・Mで3,608円・Lで4,488円、シンプル2がSで2,695円・Mで4,345円・Lで5,445円です(いずれも税込)。月330円という金額は単体では小さく見えますが、年間では約3,960円の負担増になります。スマホ単体の料金だけを見ていると、この上昇はそのまま家計に乗ってきます。
旧プランは救済されないのか
旧プランには経過措置がありません。新プランのシンプル3には「2026年6月1日までの契約者は12月31日まで220円割引で据え置く」という経過措置がありますが、旧プランの値上げ対象者は全員が7月1日から新料金になります。つまり「何もしなければ確実に上がる」のが旧プランの状況です。
ここで取れる行動は2つです。1つは値上げを受け入れてそのまま使い続けること、もう1つは光回線とのセット割で通信費の総額を下げることです。後者を選ぶと、スマホの基本料が上がっても、家全体の通信費はむしろ下がります。スマホと光回線をまとめて考えるセット割の基本はスマホのセット割の仕組みで解説しています。
おうち割光セットは改悪されたのか
おうち割光セット(A)は改悪されていません。ワイモバイル1回線あたり毎月最大1,650円という割引額は、2026年7月時点でも変わらず維持されています。「ワイモバイル 改悪」と感じさせているのはスマホプラン基本料の値上げ(月330円)であって、光セット割の制度変更ではありません。
ただし周辺のコストは動いています。セット割対象のホームルーター「SoftBank Air」は2026年7月15日申込分から端末価格が95,040円に値上げされました(詳細はSoftBank Air値上げの解説)。おうち割を組むために回線を選ぶ場合も、月額だけでなく端末代・工事費まで含めた実質料金で比較する必要があります。
おうち割光セットとは
おうち割光セットとは、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホと対象の光回線をセットで契約すると、スマホ料金が毎月割引される制度です。ワイモバイル向けは「おうち割光セット(A)」と呼ばれ、適用するとスマホ1回線あたり毎月最大1,650円が割引されます。家族の回線にも適用できるため、複数回線ならその分だけ割引が積み上がります。
今回の値上げ額は月330円です。これに対しておうち割光セット(A)の割引は最大1,650円のため、値上げ分を大きく上回ります。プラン別の正確な割引額と適用条件はおうち割光セットの解説で確認してください。
値上げ分はおうち割でどこまで取り戻せるのか
おうち割光セットを組むと、スマホ単体では値上げでも、通信費の総額は下がります。たとえばシンプルSが2,508円に上がっても、おうち割で最大1,650円が引かれれば、スマホの実質負担は値上げ前を下回ります。値上げを「乗り換えの合図」ではなく「光回線を見直す合図」に変えるのが、損をしない考え方です。
ただし、おうち割を適用するには対象の光回線の契約が前提になります。光回線の月額とスマホの割引を合算した総額で比べないと、本当に得かは判断できません。スマホと光回線を合わせた実質料金は実質料金シミュレーターで並べて確認できます。ワイモバイルユーザーに向く回線の選び方はワイモバイルユーザーの回線選びで整理しています。
おうち割光セットの対象になる光回線は何か
おうち割光セット(A)の対象は、ソフトバンク光とNURO光が中心です。どちらもワイモバイルのスマホ割引が効くため、値上げ分の取り戻しに使えます。マンションか戸建てか、すでに開通済みの設備があるかで、向く回線は変わります。
ソフトバンク光とNURO光の違いは速度方式と工事の有無に表れます。比較の起点はNURO光とソフトバンク光の比較が分かりやすく、ソフトバンク光単体の条件はソフトバンク光の総合ガイドで確認できます。値上げをきっかけに、スマホ単体ではなく「スマホ+光のセット総額」で通信費を組み直すのが、今いちばん効く一手です。
今年に入ってからの通信各社の値上げの全体像は2026年の通信値上げ一覧で俯瞰できます。
この記事のまとめ
- ワイモバイルは2026年7月1日から旧プラン(シンプル/シンプル2)を月330円値上げ。経過措置なし
- 旧プランの改定後はシンプルS=2,508円・シンプル2 S=2,695円など。年間では約3,960円の負担増
- おうち割光セット(A)はスマホ料金を毎月最大1,650円割引。値上げ額330円を大きく上回る
- 値上げは「乗り換えの合図」ではなく「光回線を見直す合図」。スマホ+光の総額で考える
- おうち割の対象はソフトバンク光・NURO光が中心。実質料金で並べて選ぶのが損をしない