ソフトバンクは2026年7月1日から、携帯料金プランの月額を110円〜550円値上げしました。既存契約者にもそのまま適用され、違約金なしの解約も認められています。一方で、おうち割 光セットの割引は1回線あたり月1,100円と値上げ幅より大きく、固定回線をソフトバンク光・SoftBank Airに揃えれば値上げ分を上回る割引を作れます。この記事では値上げの中身と、通信費を下げ返す手順を整理します(金額は2026年7月時点・最新は公式で確認してください)。
値上げはいつから・誰に適用されるのか
改定の効力発生日は2026年7月1日です(請求締め日が毎月20日の一部契約は7月21日)。値上げ幅はプランごとに月110円〜550円で、新規だけでなく既存契約者にも適用されます。適用中の割引・キャンペーンは継続され、「1年おトク割+」など特典適用中の契約には特典期間中は当初案内の料金が続く経過措置があります。
値上げと引き換えに、7月1日から「海外データ放題」(200以上の国と地域でデータ使い放題)と「Fast Access」(混雑時により速い5G通信)がプランに追加されました。海外利用がない人にとっては受け取れる価値が薄く、実質的には物価高騰・設備投資を理由とする純粋な値上げです。なお、改定に納得できない個人契約者には契約解除料などの違約金は発生しません。
ソフトバンクだけが値上げしたのか
ソフトバンクだけではありません。携帯業界は値上げの流れの中にあります。KDDIが先行してauを2025年8月から月110円〜330円、UQ mobileを同年11月から月110円〜220円値上げし、ソフトバンクが追随した形です。ワイモバイルも2026年6月〜7月に月220円〜330円の値上げを実施しました。
主要ブランドで既存プランの値上げを発表していないのは、2026年7月時点でドコモと楽天モバイルだけです。業界全体の値上げ状況は2026年の通信値上げ総まとめで、ワイモバイルの値上げ詳細はワイモバイル値上げとおうち割で整理しています。
値上げ分はどうすれば取り返せるのか
答えはシンプルで、おうち割 光セットを組むことです。ソフトバンク光またはSoftBank Airを契約すると、ソフトバンクスマホ1回線あたり月1,100円が割引されます。今回の値上げ幅は最大でも550円なので、おうち割が新たに効けば差し引きで通信費は下がります。
効果が大きいのは家族契約です。おうち割は家族の対象回線にも適用されるため、たとえば家族3回線なら割引は月3,300円になり、3回線分の値上げ(最大1,650円)を大きく上回ります。固定回線の月額を加えても、家全体の通信費で見れば逆転するケースが多い構造です。おうち割の適用条件と必要オプションはソフトバンク光のおうち割解説で確認してください。
すでにおうち割を組んでいる人はどうすべきか
すでにおうち割適用中の人に、今回の値上げを打ち消す追加の割引はありません。取れる行動は2つです。1つはプランの見直しで、使っているデータ量に対してプランが過剰なら、下位プランやLINEMOなどのオンライン専用ブランドへの変更で月額を下げられます。
もう1つは、値上げを機にキャリアごと乗り換える選択です。今回の改定では違約金なしで解約できるため、乗り換えの障壁は低くなっています。ただしスマホ側を他社に移すと、おうち割の割引も消える点に注意が必要です。スマホと固定回線はセットで損得が動くため、ソフトバンクユーザーの回線選びのように組み合わせ全体で考えるのが正解です。
通信費全体ではどう判断すべきか
スマホの値上げ局面では、スマホ単体ではなく「スマホ+固定回線」の合計で判断するのが鉄則です。セット割は固定回線側の契約が起点になるため、固定回線の選び方ひとつで家計の通信費が月数千円単位で変わります。
自分の住まい・家族構成での実質料金は、この下のシミュレーターで他社セット割も含めて比較できます。値上げの通知をきっかけに、一度合計額を計算し直してみてください。
この記事のまとめ
- ソフトバンクは2026年7月1日から月110円〜550円値上げ。既存契約者にも適用、違約金なしで解約可能
- 代わりに海外データ放題とFast Accessが追加されたが、使わない人には実質純粋値上げ
- au・UQ・ワイモバイルも値上げ済みで、未値上げはドコモと楽天モバイルのみ
- おうち割 光セットは1回線月1,100円で値上げ幅より大きい。家族3回線なら月3,300円の割引
- スマホ単体でなく「スマホ+固定回線」の合計で判断すると値上げ分は取り返せる